ぶらり1人旅~焼尻、天売編2~

 焼尻と天売はどちらも周囲およそ12kmのちいさな島。焼尻島では400人弱、天売島では500人弱の人が住んでおり、そのほとんどが漁業をして生計を立てている。
 初めてのフェリーに乗り、揺れに耐えながら焼尻島に到着。着いたのが2時ぐらいだった。まだ日が高かったので、フェリー乗り場近くでボロいママチャリを借り、宿で荷物を預け島を一周することにした。
 焼尻島で有名なのはオンコと呼ばれるイチイの木。年中強い風が吹くので高く伸びず、地面を這うように植生したり、真っ直ぐ伸びずグネグネ曲がった奇木が多くある。そうゆう木々が生えている中を激チャしていた。奇木がある中を抜けると一気に視界が広がる。島の西側にはめん羊牧場という牧場が広がっている。自分が行った時は羊はおらず、一面の牧草地が広がっていた。何もないところを激チャするのはとても爽快だった。そして、西端に到着し、3方が海に囲まれているのをみると、嫌でも離島にいるっていう感じが込み上げてきて無駄にドキドキしてた。今日はもうフェリーがないから北海道には戻れないのだ。そう考えるだけで楽しかった。
 島を1周して宿に戻る。夕食は刺身だった。安い民宿に泊ってたので別段豪勢な料理なわけではなかったが、人のよい民宿のオバアと同じようにあたたかみのある料理でおいしく感じた。そして、テレビを見ながらお茶をすすっている時、持っている湯のみの色づかいを見て気付いてしまった。この湯のみと急須は九谷焼だと!そぉっと湯のみの裏の印を見てみる。やはり、九谷と印が押されていた。こんなところにまで九谷焼が来ているとは!!民宿のオバアにそのことを伝えると、「もらい物だよ」と照れくさそうに言っていった。しかし、自分は焼尻島と石川県はつながりがあることを知っていた。
 明治から大正にかけて、北海道日本海側はニシン漁がさかんだった。ニシン漁の網本は大金持ちになり北海道各地で豪華な屋敷を構えていた。焼尻島にも多分にもれずニシン漁で栄えた家があり、そこの網本は石川県の加賀出身だったのだ。もし、さっきの湯のみセットが貰い物だとしても間違えなく送る方も石川と関係があることを知って送ったのだろう。
 今、焼尻にあるその豪華な屋敷は郷土館になっている。
     ~つづく~
f0028773_1055272.jpg
 ↑「般若の木」これはイチョウの木らしい。
f0028773_11419100.jpg
 ↑めん羊牧場の途中、ママチャリと一枚。
f0028773_11485568.jpg
 ↑焼尻島から見た天売島
[PR]
by iigaiya | 2006-01-18 10:37 | 旅っていいんやよね~


<< 自分勝手なB型マンセー ぶらり一人旅~焼尻、天売島編1~ >>