ぶらり一人旅~焼尻、天売島編1~

 あれは2005年の春だった。その当時「離島を旅する」という本を読んでいた。内容は題名どおり、日本全国の離島を旅してその様子を書いたもの。特になんの気もなく図書館で借りて来たんだが、これがおもしろく借りたその日のうちに全部読んでしまった。離島でしか見られない自然や島それぞれの独自性が綴られていてとてもワクワクするもの、というより、すぐにでもどこか離島に行きたいと思わせるものだった。
 離島に行こうと思った理由はもう一つある。この本を読む前、2004年の2月。自分は稚内の抜海(ばっかい)というところで、宿屋の奥さんに聞いたことがあった。「北海道でどこがお勧めですか」と。奥さんは迷わず「島に行ったほうがいいよ、行ったら考え方変わるから」その言葉が気になっていたこともある。
 実際、計画を立てる段階でどこに行こうか(どこになら行けそうか)ってのを考えた。はじめは奥尻島を考えていた。しかしフェリーの関係上、札幌を出発してその日のうちに奥尻島にまで辿りつけないことが判明しあえなく断念。第二案として焼尻(やぎしり)、天売島に行くことにした。ここになら札幌出発して、その日のうちに焼尻島に着くことか可能だった。この両島については前述した本の中で紹介されているのを読んで知っただけで、何があるのか全く知らなかった。
 行く場所が決まってからは情報集め。いくらお金がかかるのか、島に何があるのか、どこに泊るかなどなど・・・。いつものことだがこうゆうことを考えるだけで楽しい。2日目は天売島に行きそこで1泊することにしていたんだが、泊るところにすごく迷った。1つは「離島を旅する」の筆者が泊っていた萬谷(よろずや)旅館と言う宿。もう一つは漁師が経営している栄丸という宿。後者の宿にはHPがあってすごくよさそうだった。悩んだ挙句、栄丸に宿を決めた。 
 すべての準備が完了し、2005年5月6日早朝、札幌発羽幌行きのバスに飛び乗り、一路焼尻島へと向った・・・。
 羽幌には11時過ぎに着きそこからフェリーで焼尻へ。片道1時間弱の船旅だ。自分自身、離島に行くのは能登島(←離島か疑問)にしかいったことがなかったし、フェリーに乗ったことがなかったので新鮮な感じだった。乗客はカメラを肩からぶら下げた人や、ほとんど手持ちのない人など10人前後だった。しかし、船に載せる生活物資の量はかなりの多さだった。それもそのはず、この時期、焼尻、天売を結ぶフェリーは日に2往復しかないからだ。自分はそんな少こしペンキくさいフェリーに乗り、ただっぴろい絨毯の上に座り出発した。当日は申し分のない晴れだったにも関わらず、フェリーは揺れる、揺れる。座っているだけで気持ち悪くなってきたので絨毯の上に寝そべり、気持ち悪くならないように気を付けながら1時間弱の初の船旅を経験した。その当日、焼尻に泊った宿のおばあさん曰く、「今日は海はシケていたからいつもより揺れたんじゃないかな」と。でも昔使われていた連絡船と比べればかなり、揺れなくなったと言っていた。      
             ~つづく~
天売、焼尻島の位置
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北海道と天売焼尻を結ぶ、おろろん2号。
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揺れに耐えながら撮影。奥に見える島影が焼尻島。
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by iigaiya | 2006-01-17 20:05 | 旅っていいんやよね~


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